2009年7月14日火曜日

「物語の構造分析」 by Roland Barthes

「作者の死」というエッセーが特に重要です。この本の英題は「IMAGE MUSIC TEXT」、そして「作者の死」は「Death of the Author」。個人的には英語訳版がおすすめです。かつては神のように神聖で不可侵で自律した存在であった作品自身が、作者の手から離れて「読者」が誕生する。コンテンポラリーアートにおいてこのエッセーでバルトが論じた「作者」と「読者」の関係を「アーティスト」と「観客」に置き換えてよく引用します。