2015年3月11日水曜日

コンテンポラリーアートを理解するのに役に立つ日本語の文献


Y様へ


パソコンのアドレスからはY様の携帯のアドレスへはメールは送れませんでしたし、私は携帯のメールを使っていないのでここにお返事を書きます。

メールありがとうございます。アートに戻ってくるなんてすばらしいことです。
コンテンポラリーアートを理解するのに役に立つ日本語の文献の件ですが、私がイギリスに行って困ったのは言葉の事もありますが、欧米の学生が常識として知っているようなアートの歴史を知らなかったことでした。欧米のコンテンポラリーアートがどのように進歩したのか知る必要に迫られました。そんなときに、私のように困った日本人の留学生が必ず読む本があります。松井みどりさんのアート:“芸術”が終わった後の“アート” です。90年代付近までのコンテンポラリーアートの流れを網羅してあります。よかったらリンクから買っていただけると助かります。漫画くらいの大きさの文庫本です。さらっと読めるのに、大事なアートムーブメントが網羅されています。もし既に読まれていたら、ART ITのウェブサイトを確認すると最近のアート批評などが無料で読めるので良いと思います。雑誌「ART IT」(現在廃刊)のバックナンバーが手に入るのなら探してみるのもよいと思います。大物アーティストへの質問や対談の企画が読み応えがあります。私も向こうにいるときに美術手帖も読みましたが、ART iTも学校の図書館にあったのでよく読んでいました。またなんかあったらメールください。では取り急ぎ。